治(なお)し家 鍼灸院では、
鍼治療、温熱治療などを中心として施術。
頭痛や肩こり、腰痛、不定愁訴など、様々な症状を治療しています。

マッサージや整体に通っても良くならない症状や、
長年、つらかった身体の不調など、
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パソコン病(デスクワーク症候群)による胸の痛みが解消

山下明夫(仮名)システムエンジニア 42歳 横浜市在住
平成23年3月30日インタビュー

【胸が締め付けられ痛んで動けない】
角谷院長(以下K):どんな症状で治し家にいらっしゃいましたか?

山下さん(以下Y):昨年(平成22年)の年末から左胸の痛みがひどくなりました。特に朝、胸の痛みがひどくて起きれないんです。それで会社を週2回は休んでいました。午後からの出勤もありました。
胸の痛みがひどい時は、胸が締め付けられる感じで、何時間も動けなくなるのです。

【11月末から毎晩終電での帰宅】
Y:実は5年前と3年前の過去2回休職しています。
その時は、とある保険会社のシステムを作っていて、徹夜をバンバンやっていました。そのため過労で休職しました。その時は心療内科に通いました。
今回は徹夜するほどのことはなく、家に帰れるだけましです。でも11月頃から仕事が忙しく、毎晩終電が続いていました。

最初は昨年2月頃から胸が痛くなり、心臓がドキドキしたので、心療内科に行き薬をもらい、その薬を8月中旬まで飲みました。その薬が効いたのか、いったん胸の痛みはなくなりました。しかし、12月末から痛みがまた出てきて、心療内科の薬を飲んでもまったく効きません。胸の痛みがどんどんひどくなり、3ヶ月続いていたのです。もう死ぬかと思いました。

循環器科にも行きましたが、検査しても心臓には異常がなく、精神的なものからきていると言われました。
でも自分では精神的とは感じていませんでした。

ちょうど角谷院長の知り合いの方から治し家を紹介されて、平成23年1月23日に来院しました。

システムエンジニアは一日中パソコンに向かい合います。
しかもプロジェクトが入ると、夜11時〜11時半まで仕事。家に終電で帰って、寝るのは夜中の3時。
朝7時に起きようとするのですが、起きられない。
そんな生活が昨年の11月から続いていました。

【病気の原因は交感神経の異常緊張】
K:病気の原因は何だったんですか?

Y:角谷院長に、「山下さんの症状は精神的なものではありません。パソコン病です。」と言われました。
夜9時以降もパソコンをやっていると、自律神経がおかしくなって、胸の痛みが出るんだとおっしゃいました。

K:そうですね。自律神経が人間の内臓をはじめ、いろんな働きをコントロールしています。
自律神経は2種類あって、仕事をさせる交感神経と、リラックスさせる副交感神経です。交感神経は、朝5時から夜9時頃まで働いて活動できるようになり、夜9時から朝5時までは副交感神経が働いて眠れるようにしています。

パソコン作業は交感神経を働かせます。
ですから、夜9時以降もパソコンをやっていると、副交感神経が働かないといけない時間に交感神経が働くので、自律神経がおかしくなり、症状が出るんです。

【胸痛は心臓(心)の反応】
K:山下さんの場合は、それが胸の痛みとして出たんです。
左胸は心臓(東洋医学では心)の反応が出る場所です。心臓は日中働いて、夜休む臓器ですが、夜9時以降もパソコンをやり、夜2時3時に寝れば、心臓が休めず心臓が疲れます。
心臓が休んでくれ、このままいくと心臓がおかしくなるよ、という心臓からの叫びが「胸の痛み」です。
だからいくら薬を飲んでも、生活リズムを正さないと治らないわけです。

Y:そうですね。現在はそのことがよくわかります。でも、現実的にはそんなに早く帰れません。なるべく早く寝るようにはしているところです。

【初回で原因を示してもらう】
K:どんな治療を受け、どう変化していきましたか?

Y:初回(1/23)は、からだ全体をみて診断して、そして胸の痛みの原因を示してもらいました。
2回目(1/27)は、左滑の肋骨のきわや胸の痛みの裏にあたる背中の背骨と肩甲骨の間のところを指圧してもらいました。背中には温熱、それにふくらはぎのマッサージを受けました。
治療が終わるころには、痛かった胸が楽になりました。

【刺絡治療は効いた!!】
Y:3回目(1/30)には、胸から刺絡治療でたまっている血液を出してもらいました。これは効きましたね。
刺絡治療をした後は、胸が軽くなり、呼吸も楽になりました。
それからあとはぐっとよくなりました。
それまでは1日5,6回痛みが起きていて、長いときは半日続いていました。しかし、2月に入ってからはたまに1日2回ほど痛くなることはあっても、10分くらいで楽になるようになりました。
2月は4回治療に来ました。胸の刺絡を中心に、温熱治療や百会の刺絡をやってもらっていました。

【生活を正すと胸の痛みがない】
Y:3月になってからは治療回数も少なくなり、治ってきたという実感があります。
まだ時々、夜遅くまでパソコンをやっていると、調子が悪くなる日もありますが、生活のリズムを正すと調子がよくなり、胸の痛みがなくなります。
胸の痛みも完治に近づいているのを実感しています。

【寝るのは夜中12時を過ぎないように】
K:山下さんの胸痛の完治も見えてきました。
しかし、パソコンがいくら好きでも、夜11時過ぎまでのパソコン作業が続けばまた悪くしますよ。
夜中12時を過ぎないように寝てくださいね。

地震不安緊張症−地震のストレスは背中のコリをつくる−

【背中の緊張】
昨日(3/26)から同じ状態の患者様を三名診ました。

一人目はAさん(43歳の女性・キャリアウーマン・娘二人)です。
一昨日から背中が痛くなり、昨日朝は背中の痛みで起きれないほど、とのことで来院。

二人目はBさん(38歳男性・マーケティングの仕事)
地震の後、どうも背中が緊張して眠りにくい。揺れているのかいないのか分からない。
ボートに乗っているような感じがする。

三人目はCさん(35歳女性・ITの仕事。Bさんの奥さん)。
3日ほど前から首が痛くて右に向けない。右を向くとくらっとめまいがしている。

それぞれこのような症状を訴えています。

三人とも共通するのは、3月11日の東日本大地震のあとからこのような症状が現れているのです。

背中を診るとみんな一緒なので驚きました!!
みんな背中の真ん中(胸骨9番)の背骨のきわと、その外側(母指2本分外側)がカチカチなのです。
そのカチカチに触るだけで痛がります。

最初に来院されたAさんなどは、背中の真ん中のコリに触れるだけで身をよじるほど痛がるのです。

【普通と違うコリ】
普通だと背骨のきわを指圧すると、そのコリがほぐれて楽になるのですが、
Aさんに背骨のきわのコリを指圧しても痛がります。
どうにもほぐれないのです。
どうしてだろう?昨日(3/26)は分からなかったのです。結局背中の痛みは取れずに、
治療を終わってしまいました。

【地震は交感神経を極度に緊張させた】
Bさんの背中を見た時、ピンときました。Aさんと同じ背中のコリだったからです。

これは地震によって、交感神経が極度に緊張している状態ではないかと感じたのです。
大地震による不安、恐怖によって、背中を硬くして体を防衛している状態です。
人間は攻められたりする時、体を硬くして守ろうとします。あの大地震の揺れの時、
リラックスしてる人はいません。体をぎゅっと硬く緊張させていたはずです。
とっさに身を守ろうとしていたはずです。

大地震の揺れが終わっても、何回と起こる余震で、みんな緊張が解けていません。
また地震が来るのではないかとの不安で、体を緊張させていたままでした。

【起立筋を硬くして身を守る】
体を緊張させる時は、背中を硬くします。
背中を硬くするとは、背骨のきわの背骨を支えている脊柱起立筋を硬く緊張させるのです。
特に背骨の真ん中の胸椎9番(東洋医学のツボでは肝兪・かんゆ)のきわを硬くして身を守ります。
内蔵では肝臓はストレスに反応する臓器です。不安や恐怖というストレスを受けると、肝臓は一生懸命働きます。
不安や恐怖というマイナスのストレスは毒素なので、その毒素を解毒するために肝臓が働くのかもしれません。
ずっと働き続けると、胸椎9番の右側の肝兪が凝るのです。

【不安が落ち着くと症状が出る】
だから地震のストレスは背骨のきわのコリを作っていたのです。
恐怖、不安の真っ只中の時は、緊張していても痛みを感じないのですが、その不安(ストレス)が落ち着いてくると、
ここにコリがあるよ!!コリを作ってがんばっていたから、この緊張を取って正常な状態に戻してくれ!という
体からの要求(メッセージ)が痛みとなって現れるのです。

それで大地震からひと段落した10日後に、痛みというメッセージを出して、緊張(ストレス)を取ってくれと
体が要求してくるわけです。

【地震による背中の痛みの治療法】
ではこれをどう治してゆくか、が、治し家の腕の見せ所!!
昨日、Aさんにいつものような治療が効かなかったので今日は考えました。

<刺絡と温熱>
地震による交感神経(緊張する神経)の過度の緊張なので、まず交感神経の大もとである脳の緊張をとると
いいと考えました。

BさんとCさんには、自律神経を調節する頭頂部の「百会(ひゃくえ)」を鍼で刺激して、30滴ほど点状出血する
刺絡治療をまず行いました。それだけでも背中のきわのコリが柔らかくなっています。
そのあと、背骨と背骨きわを中心に温熱をかけて、交感神経の緊張を取りました。それで、右側の背骨のきわのコリ(肝兪のコリ)がほぐれました。



▼Bさんの治療後のコメント
Q:来院前はどのような症状でしたか?
肩甲骨と背骨の間がきゅっと縮こまっていて硬い感じがして、肩の可動域が非常に狭い感じがしました。
さらに体全体が緊張状態にあって、疲労がたまっていて、夜も寝にくい感じでした。

Q:治療中はどうでしたか?
頭をマッサージ&刺絡をしてもらった時、今まで感じたことのないずーんとした痛みを感じ、刺絡治療が終わった後、ホッとしたような気分が体全体を駆け巡って、体が楽になりました。

Q:治療を受けた後はいかがですか?
肩甲骨と背骨の間のつまりが無くなった感じで、体が動かしやすくなった感じがします。夜も熟睡できるようになりました。

Q:普段、治し家に通っている時の症状とはどう違いましたか?
普段は腰とマウスのコリと言われる肩甲骨の後ろあたりが、硬くなったり痛くなったりすることが多かったのですが、
今回は背中全体が緊張しているというか突っ張っている感じでした。
普段はよく眠れるほうなのですが、地震以降は眠りが浅く寝にくい、さらに夜中によく起きることがありました。



▼Cさんの治療後のコメント
Q:来院前はどのような症状でしたか?
普段からもくらくらしやすい体質なのですが、震災後10日が経過した頃から、はっきりとしたぐらぐら感があり、
右の首から背中にかけて長い一本の棒のようなコリがあって、痛みと違和感がずっとありました。
また、震災の後から背中をずっと丸めて過ごしていたようで、背中全体がまったく伸びない状態でした。

Q:治療中はどうでしたか?
鍼をしてもらう度に強い痛みを感じ、先生からは「体が緊張しているから防御本能が強く働いているのだ」と言われ、温熱で全体をほぐしていただきました。
また、刺絡治療を受けた後、びっくりするほど体が軽くなったのには驚きました。

Q:治療を受けた後はいかがですか?
背中がとても軽くなり、姿勢がよくなりました。
また、長年の悩みだった、右首の付け根のコリを先生が発見して下さり、ほぐしていただいたので、ぐらぐらした感覚も取れて嬉しかったです。

Q:普段、治し家に通っている時の症状とはどう違いましたか?
普段はパソコン病によるマウスのコリをメインに診ていただいているのですが、今回はそれとは全く違う凝り方をしているなぁと自分でも実感していました。夜寝る時も縮こまって体を丸めて寝ていたことが多かったようで、それによる首や背中の痛みも強くなっていたような気がします。


ひどかった五十肩が治りました 3

私も炎症がでている部位を治療して、よけい腕を痛くしてしまったことがあります。
炎症期の治療をどうするのか。どうしたら早く炎症期を経過させることができるのか。
そもそもなぜ五十肩で炎症が起こるのか。これが私の問いでした。
研究してわかったことは、痛みなどの症状がでているところは影であり、本当に悪いところは奥にあることがわかってきました。痛みは上腕(二の腕)の表側にでるのですが、ここが悪いところではなく、上腕の裏側の骨(上腕骨)の際の腱が硬くなって、その腱がまひして働かなくなると、それを治そうとして上腕の表側の筋肉に炎症が起き、痛み、うずきなどの症状がでるのです。
だから炎症があるときには、痛みのでている上腕(二の腕)の表側を治療してはい
けないのです。
このことがわかってからは、炎症期の治療ができるようになり、炎症期を経過させることができるようになりました。
炎症がとれると夜の痛みもなくなって、眠れるようになり、治りやすくなるんです。

白石さんの場合は、11回の治療で炎症期を経過させることができました。
炎症がなくなると、症状の出ている上腕(二の腕)の表側にも治療ができるようになります。

ひどかった五十肩が治りました 2

k:治療はいかがでしたか?

s:8月16日最初に来ました。鍼を知らない人は、はりというと、注射のイメージしかないので、痛い感じがするかもしれません。しかし、じっさいに鍼をみせてもらって説明を受けてからやっていただくと、鍼は痛くありませんでした。目をつむっていても鍼がわかりません。刺されている感じがなかったんです。

最初は、髪の毛を束ねることができない。夜の痛みで起きてしまう。ズキズキして寝返りができない。あおむけと左下でしか寝れない。からだを動かせない。生まれて初めての経験で、これだけ老化しているのかと思い情けなかったです。

しかし、9月19日には、11回の治療で腕のうずきがとれて、夜も眠れるようになりました。 そして10月12日にはシャンプーができるようになりました。髪をうしろで束ねれるのを目標にして治療に通っていました。
おかげさまで、現在(平成23年1月5日)はホットカーラーも右手で巻けるようになり、ほぼ完治しました。
ドラマで見るけど、自分がこうなって、ほんとたいへんだ、というのを実感しました。炎症期が一番つらいですね。炎症期は、腕がズキズキうずいて夜も目覚めてしまいます。この状態が永遠に続くのかと思うとうつになってしまうでしょうね。私もうつになるところでした。

k:腕が痛くて夜中に目覚めてしまったり、日中でも腕がズキズキうずく炎症期があって、一番つらいんです。この時期に治療に来られる方が多いんです。白石さんも炎症期に治療に来られました。
実はこの時期の治療が一番難しいんです。炎症期は症状が出ている部位を治療すると、痛みなどの症状がよけいひどくなるんです。白石さんが二軒目に行った整形の先生は炎症期にもかかわらず、痛みのでている右腕を強く動かしてしまったために、腕の痛み、うずきが悪化してしまったのです。それはちょうど捻挫をしたところを動かすのと同じで、よけい炎症がひどくなるのです。

炎症がでている部位(上腕の表面)は触らずに、固くなってマヒしている上腕の裏面などに治療を行うことで炎症がとれていきます。
炎症がとれると夜の痛みもなくなって、治りやすくなるんです。

(続きは次回に)

ひどかった五十肩:その1

1月6日
五十肩の体験談(かどちんがインタビュー)
白田美津子(仮名)58歳  デパート勤務


かどちん(以下k):どんな症状でいらしゃいましたか?

白田(以下s) :最初、2010年5月に庭仕事で右腕を痛めて、腕が上がらなくなりました。それで最寄りの整形外科に行きました。レントゲンを撮って異常なかったので五十肩という診断でした。そこでは、きついブロック注射を週1回を3回、その後は週1回のヒアルロン酸の注射を2回、合計5週間通いました。
その注射で腕は少し上がったのですが、夜痛み始めました。

たまたまその病院は休みだったので、ちがう病院へ行きました。その病院の先生は「腕が固まってしまうので上げなさい」と言い、強く右の脇の下をぐっと押したんです。そしたらバンザイができなくなり、夜もよけい右腕がズキズキ痛むようになってしまいました。そのときは、痛み止めを出してくれましたが、痛みはまったくとれませんでした。

夜はうずいて寝れない、右腕は上がらない、洋服は着れない状態でした。自分は身体障害者かと思うくらい涙がでるほど、つらかったです。洋服は着れない。下着も自分でおろせない。ホックも止められないので、前あきの服しか着れない。左手ですべてするのもたいへんでした。
そんなひどい状態なので、いてもたってもいられなくて、勤め先のデパートにいらしたお客様に話しかけられたとき、私の状態を話してしまいました。

その方も五十肩で私と同じ症状を経験されていて、御殿場から藤沢まで治療にこられているということでした。その治療院が、治し家さんだったんです。その方が治し家さんをすすめてくださいました。
鍼はまだ未知の世界で少しこわかったけどまっしぐらで来ました。二軒も整形にいったけどだめだったし、こんなにひどいから行ってみようと思いました。駅に近いし、順天医院の中にあるから信用できました。
(続きは次回に)

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